今回は、いつもよりシリアスな話題に触れてみたいと思います。
賛否はあるとは思いますが『死』より怖いものについて私の考えを書いてみます。
動物も人間も、すべての生き物にとって一番怖いものは『死』だと思います。
実は、私には、
『死』より怖いものがあります。
それは、
『後悔』…です。
私にとっての『後悔』は、
- チャレンジしたいことがあったのに、不安や怖れ、周りの目が気になってやらなかった。
ですね。
アメリカで80歳以上の方を対象に
「人生で最も後悔していることは何ですか?」というアンケート調査を行った結果のNo.1は
「チャレンジしなかったこと」だったそうです。70%の方がそう答えたそうです。
併せて、今になって思えば、
「実際、何とかなっていた…」
「おそらく乗り越えられた…」
と、『後悔』しているそうです。
『死』は生き物にとって、
痛みや苦しみ、悲しみが強いから
怖れ、すぐに対処するのは当然のことです。
それに比べて、
『後悔』は、痛みや苦しみが伴わず、後になって気づくものなので、ついつい先延ばしにしがちです。
しかしながら、
時間が過ぎていくごとに、「チャレンジしなかった」、その思いが積もり、
- 「自分の人生って、何だったんだろう…」
- 「どうしてあの時、やらなかったんだろう…」
- 「人の役に立てていない…」
など、『後悔』が生まれてくるかと思います。
人生で最悪なのは、
アニメ『鬼滅の刃:無限列車編』で魘夢(えんむ)という鬼が、『死』の直前に言い残した言葉に集約されるかと私は思います。
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- オレは全力を出せていない!これだけ手間と時間をかけたのに…!
- アイツだ! アイツのせいだ!(鬼殺隊の煉獄杏寿郎に対して)
- そもそも、あのガキに術を破られたからがケチのつき始めだ! (鬼殺隊の竈門炭治郎に対して)
- あのガキだけなら殺せたんだ。あのイノシシが邪魔をした!(鬼殺隊の伊之助に対して)
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『鬼滅の刃:無限列車編』は、煉獄杏寿郎さんの誠実さ、想い、生き様が強く表れ、とてもココロ打たれますが、
魘夢(えんむ)の最期の言葉にも
深い意味が込められていると思います。
しかし、
多くの人が、できなかったこと、やれなかったことに対して、人のせいや環境のせいにすることで、自分を納得させようとする傾向があるかと思います。
それでは、何も変わりませんよね。
それが、ゆくゆく『後悔』につながっていくのではないでしょうか?
確かに、人は周りに流されて生きる方が楽かもしれません。それも、危険を回避しようとする生き物の自然な本能です。
でも、もし、
- 「自分らしくないな…」
- 「生きていて何かモヤモヤするな…」
- 「不安や怖れが強いな…」
- 「本当は、○○をやりたいな…」
と感じているのであれば、そこに「あなたの本心」が隠れているのです。それがチャンスでもあります。
- 抑えながら生きていくのか?
- 今から少しでも一歩前に踏み出すのか?
生き物すべてに必ず訪れる『死』、避けられない『死』を怖れるよりも
『後悔』する方が怖いかな…
なんて私は思っています。
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