「どうすれば『本当の自分を知る』ことが
できるでしょうか?」
前回のその1では、
『本当の自分を知る』ためには、まず2つの
ココロの準備が必要だとお伝えしました。
- 過去の記憶や感情と向き合う
- 2)紙、スマホなどに『書き出す』
おおげさに思われるでしょうが、
『本当の自分を知りたい』と思うのでしたら
やり切る覚悟も労力も必要になります。
「時間がないなー」と思われるなら、今は『本当の自分を知る』タイミングでないので、その時期を待つのがいいかと思います。先延ばした方がいいですね。
早いうちに、腰を据えて取り組んだ方が今後がとても楽になりますけど(笑)。
では、具体的に、どのように
『記憶を書き出して』いけばいいのでしょうか?
それは、
『自分史をつくる』・・・イメージです。
これが一番のオススメの方法です。
生まれてから、今までの時間軸に基づいた歴史を書き出していていきます。
何年も前に、私は『自分史作成』に取り組みました。
書き出していく内に、
- 親への感謝の気持ち
- 女性へのわだかまりが消え、感謝の気持ち
などが、
不思議と生まれてきて、同時に涙もあふれ出てきました。すべては、自分の都合の良いように解釈していました。つまり「勝手な思い込み」です。
それによって、親に対して、なかなか言えなかった感謝の気持ちを、言葉として自然に言えるようになり、口ゲンカもなくなりました。
女性と接しても、警戒することなく、普通に接することができるようになりました。
人は、その当時の感情を、いつまでも持ち続けながら生きていくものですが、
- 「今の自分の立場から振り返ってみると・・・」
- 「当時は、幼かったからそれが精一杯だった。今なら○○のように対応できる・・・」
- 「イヤな出来事だってけど、その出来事からの学びもあったな・・・」
書き出していくと、当時抱いた感情をこのように、とらえられるようになっていきます。それによって、わだかまりやネガティブ感情が消えていきます。
今後、持ち続ける必要がないネガティブ感情から解放されていくにつれ、『本当の自分の姿やあり方がだんだんと見えてきます』
とはいうものの、強いネガティブ感情は、すぐには手放せないかもしれません。
しかし、当時の感情を、ありのまま、素直に書き出すことで、潜在意識が答えを出そうと働きはじめます。時間が経ったあるとき、ふと、
「そう言えば、イヤだった出来事だったけどもしかすると・・・」など、
新たな気づきや発見、感情、ひらめきが生まれます。
以下、私の『自分史』体験です。
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パニック症にまで至った、小学6年の女性担任との出来事を書き出したとき、「この人のせいで、青春時代は暗黒時代だった。死のうと考えたこともある。思い出すだけで、憎たらしい。腹立たしい。殴ってやりたい」
そのような感情が思い起こされ、そのままの感情を素直に書き出しました。
『自分史』作成が進み、中学3年の女性担任、高校1年の女性担任との出来事を書き出しているとき、
「この2人の先生、僕のことを認めてくれていろいろと対応してもらったよな」。そんな『感謝の気持ち』でココロがいっぱいになり、突然、涙とともに、その気持ちでココロが満たされました。
とても驚きました。
この瞬間、
「女性は陰湿で、執拗なので警戒しよう」という、自分で作ってしまった決断が、スーッとココロの中から消えました。私に優しく、私を救ってくれた女性もいたのです。
私の勝手な思い込みで「すべての女性」を対象としていました。たまたま小学6年の担任が「女性」だったというだけのことです。小学6年の担任の行為は、正直なところ、イジメそのもので、その行いは、今でも感謝はしていません。
しかし、
恐怖症+パニック症を乗り越えた自信、ヒプノセラピーによる不安や緊張、プレッシャーの解消など、自分の気持ちをしなやかに保つ術を体得できたという経験ができたのも事実です。
そう思えるようになったことで、小学6年の担任への恨みや憎しみが消えました。
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当時、抱いた感情を素直に思い起こし、『自分史』にしていきます。
とくに、ネガティブ感情を引きずっているとそれが『本当の自分』を隠してしまいます。
『自分史』を書き出しながら、思い起こされるネガティブな出来事や感情をどのように
取り扱っていけばいいのでしょうか?
それは、
「今の成長した自分なら、どのように解釈することができるだろうか?」
そのように、今現在の自分の感情に置き換えてみると「当時は、本当にツラかったけど、それがあったから、今は、○○な対応ができている」など、肯定的な感情も感じられるはずです。
とはいうものの、自分史を作りたくても「何から書き出していいのか?」がピンとこないかもしれません。
私の講座の中には
『本当の自分を知る481問の自分史作成』があります。
シンプルな質問に答えていくだけで、自分史が出来上がるというものです。481問の質問に答えていくため、
その分、覚悟も、時間も必要になりますが(笑)。
ですが、自分に対する気づきや発見がより深―いものとなります。
もう1つの方法ですが・・・、
すみません、ゴメンなさい! 長くなってしまうため、次回、紹介します。
今回、お伝えした『自分史』が、オススメNo.1なので、このような方法があると知っておくと、気持ちが楽になるものですよ。
今回は以上です。
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